“津軽海峡”の読み方と例文
読み方割合
つがるかいきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二日は朝から曇った寒い日であったが、予想のごとく、敵の浦塩艦隊うらじおかんたい津軽海峡つがるかいきょう襲来しゅうらいして、商船奈古浦丸なこのうらまる轟沈ごうちんしたという知らせが来た。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
ああ北海道、雑嚢ざつのうを下げてマントをぐるぐるいてかたにかけて津軽海峡つがるかいきょうをみんなと船でわたったらどんなにうれしいだろう。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「次に、アラスカ飛行聯隊は、午後十時、北海道、根室湾ねむろわんを、占領した。聯隊は、更に、津軽海峡つがるかいきょうを征服し、青森県大湊要港おおみなとようこう占拠せんきょせんものと、機会をうかがっている模様である」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)