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辯舌
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べんぜつ
ふりがな文庫
“
辯舌
(
べんぜつ
)” の例文
新字:
弁舌
長庵と改めて
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
當
(
あて
)
は無れど
忙
(
いそが
)
し
振
(
ぶり
)
に
歩行
(
あるき
)
廻りければ相應に
病家
(
びやうか
)
も出來たるにぞ長庵今は己れ
名醫
(
めいい
)
にでも成し心にて
辯舌
(
べんぜつ
)
奸計
(
かんけい
)
を以て
富家
(
ふうか
)
より金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
智慧も
辯舌
(
べんぜつ
)
も人並以上にできてをり、顏立もそんなに
醜
(
みにく
)
くはありませんが、生れながらの
頑固
(
かたくな
)
で、酒も呑まず煙草も
喫
(
す
)
はず、女遊びは言ふまでもなく、物見遊山にも行つたことのないといふ變り者で
銭形平次捕物控:158 風呂場の秘密
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
沸
(
わか
)
して
遣
(
つか
)
はす
筈
(
はず
)
なれど夫よりは近所ゆゑ湯に入て
來
(
く
)
るがよいお文も父と共に
行
(
ゆく
)
べしと
辯舌
(
べんぜつ
)
利口
(
りこう
)
を以て
口車
(
くちぐるま
)
に乘せ金の
蔓
(
つる
)
と思ふ
姪
(
めひ
)
のお文は如何なる
容貌
(
しろもの
)
かとお文が
仰向
(
あふむく
)
顏
(
かほ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見て隱居少し
讀
(
よん
)
で
聞
(
きか
)
せられよと申しければ心得たりと聲を
上
(
あげ
)
て
讀
(
よむ
)
に
辯舌
(
べんぜつ
)
も
能
(
よく
)
支
(
つか
)
へると云ふ事なく佐竹家の
侍士
(
さむらひ
)
大將
澁江内膳
(
しぶえないぜん
)
梅津
(
うめづ
)
半右衞門
外村
(
とのむら
)
十太夫等先陣に進み一の
柵
(
さく
)
二の柵を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
辯
部首:⾟
21画
舌
常用漢字
小6
部首:⾆
6画
“辯”で始まる語句
辯解
辯
辯疏
辯護
辯口
辯佞
辯巧
辯知
辯駁
辯説