“べんぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弁舌66.7%
辯舌22.2%
辯説11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よどみのない使いの弁舌べんぜつに、梅雪入道ばいせつにゅうどううたがいをといたとみえ、すぐ家臣に三箱の黄金をになわせ、じぶんも頭巾ずきんおもてをかくして騎馬立きばだちとなり、剛者つわもの十数人を引きつれて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
智慧も辯舌べんぜつも人並以上にできてをり、顏立もそんなにみにくくはありませんが、生れながらの頑固かたくなで、酒も呑まず煙草もはず、女遊びは言ふまでもなく、物見遊山にも行つたことのないといふ變り者で
「お茂與の辯説べんぜつに焚き付けられて、善五郎の恐怖はつのるばかり、到頭お茂與の言ふまゝに『非業に死んだら有峰杉之助を調べてくれ』といふ書置を書いて渡した」