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弁舌
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べんぜつ
ふりがな文庫
“
弁舌
(
べんぜつ
)” の例文
旧字:
辯舌
さてまたかの美しき
看護婦
(
かんごふ
)
ドルス
嬢
(
じょう
)
にいたしましても、ここに
権力
(
けんりょく
)
の
残酷
(
ざんこく
)
なる
命令
(
めいれい
)
を実行いたしましたあかつきには、いかにしてあの
巧妙
(
こうみょう
)
なる
弁舌
(
べんぜつ
)
をもって
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
よどみのない使いの
弁舌
(
べんぜつ
)
に、
梅雪入道
(
ばいせつにゅうどう
)
も
疑
(
うたが
)
いをといたとみえ、すぐ家臣に三箱の黄金をになわせ、じぶんも
頭巾
(
ずきん
)
に
面
(
おもて
)
をかくして
騎馬立
(
きばだ
)
ちとなり、
剛者
(
つわもの
)
十数人を引きつれて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それはドノバンがその才知にまかせて
弁舌
(
べんぜつ
)
をふるい、他の少年を眼下に見くだすためと、いま一つは富士男のために投げとばされてさんざん
説教
(
せっきょう
)
された
醜態
(
しゅうたい
)
を演じたためである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
なんかと頼まれもしない浅草もちの
広告
(
ひろめ
)
に力こぶをいれて、一人
弁舌
(
べんぜつ
)
をふるっていると
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そこで、おとうさんは
弁舌
(
べんぜつ
)
のかぎりをつくして、みんなを説きつけたわけでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
▼ もっと見る
遠
(
とほ
)
く来りたるものは宿をもとむるもあれば、
家毎
(
いへごと
)
に人つどひ、
香具師
(
かうぐし
)
の
看物
(
みせもの
)
薬売
(
くすりうり
)
の
弁舌
(
べんぜつ
)
、人の足をとゞめて
錐
(
きり
)
を
立
(
たつ
)
べき所もあらぬやう也。此初市の日は
繁花
(
はんくわ
)
の地の
喿饒
(
にぎはひ
)
にもをさ/\
劣
(
おとら
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
と、
長安
(
ながやす
)
は
老獪
(
ろうかい
)
な
弁舌
(
べんぜつ
)
で、
単純
(
たんじゅん
)
な
武芸者肌
(
ぶげいしゃはだ
)
の一火を、たくみにおだてあげ、さてまた
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“弁舌”の意味
《名詞》
弁舌(べんぜつ)
物を言うこと。また、その言い方。論じること。論じ方。
(出典:Wiktionary)
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
舌
常用漢字
小6
部首:⾆
6画
“弁舌”で始まる語句
弁舌明晰