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辛度
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しんど
ふりがな文庫
“
辛度
(
しんど
)” の例文
乳母 おゝ、
辛度
(
しんど
)
!
暫時
(
ちいと
)
まァ
休
(
やす
)
まして
下
(
くだ
)
され。あゝ/\、
骨々
(
ほね/″\
)
が
痛
(
いた
)
うて
痛
(
いた
)
うて! ま、どの
位
(
くらゐ
)
ほッつきまはったことやら!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「そんなら、お祖父やんのうしろへ随いて来るか。
辛度
(
しんど
)
ても
構
(
かめ
)
へんか。俥のうしろから走るのんが辛い言うて泣けへんか」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
おまえたちはみなこれから人生という
非常
(
ひじょう
)
なけわしいみちをあるかなければならない。たとえばそれは
葱嶺
(
パミール
)
の
氷
(
こおり
)
や
辛度
(
しんど
)
の
流
(
なが
)
れや
流沙
(
るさ
)
の火やでいっぱいなようなものだ。
学者アラムハラドの見た着物
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
遂に自分から「これは無理ですね、噛むのが
辛度
(
しんど
)
いのですから、もう流動物ばかりにして下さい」
臨終まで
(新字新仮名)
/
梶井久
(著)
「あゝ
辛度
(
しんど
)
や。」と疲れた
状
(
さま
)
をして、薄くなつた髮を引ツ詰めに結つた、小さな新蝶々の崩れを兩手で直したお梶は、忙しさうに孫を抱き上げて、
萎
(
しな
)
びた乳房を弄らしてゐた。
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
片肱を
白襯衣
(
しろしゃつ
)
の肩へ掛けて、
円々
(
まるまる
)
しい
頤
(
あご
)
を頬杖で
凭
(
もた
)
せかけて、何と、危く乳首だけ両方へかくれた、一面に
寛
(
はだ
)
けた胸をずうずうと
揺
(
ゆす
)
って、(おお、
辛度
(
しんど
)
。)と
故
(
わざ
)
とらしい京弁で甘ったれて
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あゝ
辛度
(
しんど
)
や。」と疲れた
状
(
さま
)
をして、薄くなつた髪を引ツ詰めに
結
(
ゆ
)
つた、小さな新蝶々の崩れを両手で直したお梶は、忙しさうに孫を抱き上げて、
萎
(
しな
)
びた乳房を
弄
(
なぶ
)
らしてゐた。
鱧の皮
(新字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「ああ、
辛度
(
しんど
)
オ」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「ああ、
辛度
(
しんど
)
オ」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
辛
常用漢字
中学
部首:⾟
7画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“辛”で始まる語句
辛
辛辣
辛抱
辛棒
辛苦
辛夷
辛酸
辛気
辛子
辛防