距離へだゝり)” の例文
我等なほ少しくこれと離れたりしもその距離へだゝり大ならねば、我はまたこの處の一部にたふとき民の據れるを認めき 七〇—七二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
おどろいてつむりげると、いましも一個いつこ端艇たんてい前方ぜんぽう十四五ヤードの距離へだゝりうかんでる、これ先刻せんこく多人數たにんずうつたために、轉覆てんぷくしたうち一艘いつさうであらう。
またもし直線とこれとの距離へだゝり今より多きか少きときは、宇宙の秩序は上にも下にも多く缺くべし 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
けれどわたくし心付こゝろつくと、ひゞきみなもとけつしてちかところではなく、四邊あたりがシーンとしてるのであざやかにきこえるものゝ、すくなくも三四マイル距離へだゝりるだらう、なにもあれかゝ物音ものおときこゆる以上いじやう
されど相似て官能を欺く物その時性の一をも距離へだゝりのために失はざるまで我これに近づけるとき 四六—四八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)