トップ
>
赭熊
>
しやぐま
ふりがな文庫
“
赭熊
(
しやぐま
)” の例文
茶屋
(
ちやゝ
)
が
廻女
(
まわし
)
の
雪駄
(
せつた
)
のおとに
響
(
ひゞ
)
き
通
(
かよ
)
へる
歌舞音曲
(
かぶおんぎよく
)
うかれうかれて
入込
(
いりこ
)
む
人
(
ひと
)
の
何
(
なに
)
を
目當
(
めあて
)
と
言問
(
ことゝ
)
はゞ、
赤
(
あか
)
ゑり
赭熊
(
しやぐま
)
に
裲襠
(
うちかけ
)
の
裾
(
すそ
)
ながく、につと
笑
(
わら
)
ふ
口元
(
くちもと
)
目
(
め
)
もと
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
赤ゑり
赭熊
(
しやぐま
)
に
裲襠
(
うちかけ
)
の裾ながく、につと笑ふ口元目もと、何處が
美
(
よ
)
いとも申がたけれど
華魁衆
(
おいらんしゆ
)
とて此處にての敬ひ、立はなれては知るによしなし、かゝる中にて朝夕を過ごせば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
解かば足にもとゞくべき
毛髮
(
かみ
)
を、根あがりに堅くつめて前髮大きく髷おもたげの、
赭熊
(
しやぐま
)
といふ名は恐ろしけれど、
此髷
(
これ
)
を此頃の
流行
(
はやり
)
とて
良家
(
よきしゆ
)
の
令孃
(
むすめご
)
も遊ばさるゝぞかし、色白に鼻筋とほりて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
解
(
と
)
かば
足
(
あし
)
にもとゞくべき
毛髮
(
かみ
)
を、
根
(
ね
)
あがりに
堅
(
かた
)
くつめて
前髮
(
まへがみ
)
大
(
おほ
)
きく
髷
(
まげ
)
おもたげの、
赭熊
(
しやぐま
)
といふ
名
(
な
)
は
恐
(
おそ
)
ろしけれど、
此髷
(
これ
)
を
此頃
(
このごろ
)
の
流行
(
はやり
)
とて
良家
(
よきしゆ
)
の
令孃
(
むすめご
)
も
遊
(
あそ
)
ばさるゝぞかし、
色白
(
いろしろ
)
に
鼻筋
(
はなすぢ
)
とほりて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
解かば足にもとどくべき
毛髪
(
かみ
)
を、根あがりに堅くつめて前髪大きく
髷
(
まげ
)
おもたげの、
赭熊
(
しやぐま
)
といふ名は恐ろしけれど、
此髷
(
これ
)
をこの頃の
流行
(
はやり
)
とて
良家
(
よきしゆ
)
の
令嬢
(
むすめご
)
も遊ばさるるぞかし、色白に鼻筋とほりて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
うかれうかれて
入込
(
いりこ
)
む人の何を目当と
言問
(
ことと
)
はば、赤ゑり
赭熊
(
しやぐま
)
に
裲襠
(
うちかけ
)
の
裾
(
すそ
)
ながく、につと笑ふ口元目もと、何処が
美
(
よ
)
いとも申がたけれど
華魁衆
(
おいらんしゆ
)
とて此処にての敬ひ、立はなれては知るによしなし
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
赭
漢検1級
部首:⾚
16画
熊
常用漢字
小4
部首:⽕
14画
“赭熊”で始まる語句
赭熊百合