トップ
>
賃銀
>
ちんぎん
ふりがな文庫
“
賃銀
(
ちんぎん
)” の例文
ハワイのヒロはホノルルに次ぐ都会であるが、そのヒロに某と云う商店があって、
賃銀
(
ちんぎん
)
の関係から
支那
(
しな
)
人や日本人を事務員に使っていた。
机の抽斗
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
三度目に
掛合
(
かけあ
)
つた
老車夫
(
らうしやふ
)
が、やつとの事でお
豊
(
とよ
)
の望む
賃銀
(
ちんぎん
)
で
小梅
(
こうめ
)
行
(
ゆ
)
きを承知した。
吾妻橋
(
あづまばし
)
は午後の日光と
塵埃
(
ぢんあい
)
の中におびたゞしい
人出
(
ひとで
)
である。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
相手は
新造
(
しんぞう
)
ですから、
賃銀
(
ちんぎん
)
なんかいいかげんに
定
(
き
)
めて、駕籠の
垂
(
たれ
)
を上げると、娘は小風呂敷包みを持ったまま、馴れた調子でポンと乗りましたが
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
客
(
きやく
)
から
極
(
き
)
めて
取
(
と
)
つた
賃銀
(
ちんぎん
)
を
頭
(
あたま
)
でつかちに
掴
(
つか
)
んで
尻
(
しり
)
つこけに
仲間
(
なかま
)
に
落
(
おと
)
すのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
最近、世間は多少景気を持ちなおして、人夫の不足を来す傾向を示し出したので、労働者は何処に行っても一日相当の
賃銀
(
ちんぎん
)
になるのであった。そういう意味のことが李聖学の態度に
観取
(
かんしゅ
)
された。
糞尿譚
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
▼ もっと見る
乙樂人
銀
(
ぎん
)
の
調
(
しらべ
)
と
言
(
い
)
ふのは、はて、
樂人
(
がくじん
)
は
賃銀
(
ちんぎん
)
を
儲
(
もう
)
くるからぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
“賃銀”の意味
《名詞》
労働の対価として支払われる金銭。
賃貸借している物に対して支払われる使用料。
(出典:Wiktionary)
“賃銀(
賃金
)”の解説
賃金(ちんぎん、en: wage、en: salary)とは、労力を提供したものが、報酬として受け取るお金のことをいう。かつては賃銀という別表記もあった昔は賃銀が使われていたが、1950年(昭和25年)以降、賃金との表記が一般化した。
(出典:Wikipedia)
賃
常用漢字
小6
部首:⾙
13画
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
“賃”で始まる語句
賃銭
賃
賃錢
賃仕事
賃機
賃金
賃貸
賃訳
賃餅
賃料