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講武所
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こうぶしょ
ふりがな文庫
“
講武所
(
こうぶしょ
)” の例文
にわかに
講武所
(
こうぶしょ
)
の創設されたとも聞くころで、
旗本
(
はたもと
)
、
御家人
(
ごけにん
)
、
陪臣
(
ばいしん
)
、
浪人
(
ろうにん
)
に至るまでもけいこの志望者を募るなぞの物々しい空気が満ちあふれていた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
筋違
(
すじかい
)
」「
講武所
(
こうぶしょ
)
」。現万世橋が「眼鏡橋」。「
御隠殿
(
ごいんでん
)
」「
喰違
(
くいちがい
)
」「鉄砲洲」「お玉ヶ池」「新堀端」「大根河岸」「竹河岸」「白魚河岸」「
竈
(
へっつい
)
河岸」。
昔の言葉と悪口
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
幕府の開設した「
講武所
(
こうぶしょ
)
」には、庶民のなかから、多くの兵士が集められた。
文身
(
いれずみ
)
の勇み肌の青壮年が、すすんで護国の軍兵となったのである。農民も、そのなかにいた。
天皇:誰が日本民族の主人であるか
(新字新仮名)
/
蜷川新
(著)
身分
賤
(
いや
)
しく、格別美しくも無い一婦人の為に、次男ながらも旗本五百石の家に産まれた天下の直参筋、剣道には
稀有
(
けう
)
の腕前、是
天禀
(
てんぴん
)
なりとの評判を
講武所
(
こうぶしょ
)
中に轟かした磯貝竜次郎が
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
講武所
(
こうぶしょ
)
ふうの
髷
(
まげ
)
に
結
(
ゆ
)
って、黒
木綿
(
もめん
)
の紋付、
小倉
(
こくら
)
の馬乗り
袴
(
ばかま
)
、
朱鞘
(
しゅざや
)
の大小の長いのをぶっ込んで、
朴歯
(
ほおば
)
の高い下駄をがらつかせた若侍が、大手を振ってはいって来た。彼は
鉄扇
(
てっせん
)
を持っていた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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蕃書
(
ばんしょ
)
調所は洋書調所(開成所、後の帝国大学の前身)と改称される。江戸の
講武所
(
こうぶしょ
)
における弓術や
犬追物
(
いぬおうもの
)
なぞのけいこは廃されて、歩兵、騎兵、砲兵の三兵が設けられる。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“講武所”の解説
講武所(こうぶしょ)は、幕末に江戸幕府が設置した武芸訓練機関である。諸役人、旗本・御家人、およびその子弟が対象で、剣術をはじめ、洋式調練・砲術などを教授した。はじめ江戸の築地鉄砲洲に置かれ講武場として発足、のちに神田小川町に移転する。
(出典:Wikipedia)
講
常用漢字
小5
部首:⾔
17画
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“講”で始まる語句
講中
講
講義
講釈
講筵
講釋
講堂
講談
講演
講莚