トップ
>
話好
>
はなしずき
ふりがな文庫
“
話好
(
はなしずき
)” の例文
かくて彼はますます弱くなり、ますます沈欝になって、
話好
(
はなしずき
)
の彼も漸く口をきかないようになり、人と交わることさえ厭うようになって来たのである。
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
蘿月
(
らげつ
)
は女房のお
滝
(
たき
)
に注意されてすぐにも
今戸
(
いまど
)
へ
行
(
ゆ
)
くつもりで
格子戸
(
かうしど
)
を出るのであるが、
其辺
(
そのへん
)
の
凉台
(
すゞみだい
)
から声をかけられるがまゝ腰を
下
(
おろ
)
すと、
一杯機嫌
(
いつぱいきげん
)
の
話好
(
はなしずき
)
に
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これら
凡百
(
ぼんびやく
)
の話題を
緯
(
ぬき
)
にして、
話好
(
はなしずき
)
の伯母さんは自身四十九年間の一切の記憶の絲を
經
(
たて
)
に入れる。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
乗合
(
のりあい
)
に
話好
(
はなしずき
)
の
爺様
(
じいさん
)
が
居
(
い
)
て、それが言ッたよ。上手な船頭は手先で
漕
(
こ
)
ぐ。
巧者
(
こうしゃ
)
なのは眼で
漕
(
こ
)
ぐ。それが名人となると、
肚
(
はら
)
で
漕
(
こ
)
ぐッ。これは
大
(
おお
)
いにそうだろう。沖で
暴風
(
はやて
)
でも
吃
(
く
)
ッた時には、一寸先は闇だ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蘿月は女房のお
滝
(
たき
)
に注意されてすぐにも今戸へ行くつもりで
格子戸
(
こうしど
)
を出るのであるが、その
辺
(
へん
)
の
涼台
(
すずみだい
)
から声をかけられるがまま腰を
下
(
おろ
)
すと、
一杯機嫌
(
いっぱいきげん
)
の
話好
(
はなしずき
)
に
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
これら
凡百
(
はんぴやく
)
の話題を
緯
(
ぬき
)
にして、
話好
(
はなしずき
)
の伯母さんは自身四十九年間の一切の記憶の糸を
経
(
たて
)
に入れる。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“話”で始まる語句
話
話頭
話柄
話声
話題
話合
話振
話敵
話説
話者