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討
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もと
ふりがな文庫
“
討
(
もと
)” の例文
初めわたくしは壽阿彌の墓を
討
(
もと
)
めに昌林院へ往つた。そして昌林院の住職に由つて師岡氏未亡人を知り、未亡人に由つて眞志屋文書を見るたつきを得た。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
又わたくしは事実を
討
(
もと
)
むるに急なるがために、翫味するに堪へたる抒情の語をも、惜しげなく
刪
(
けづ
)
り去つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
是は文淵堂の
花天月地
(
くわてんげつち
)
中より
討
(
もと
)
め来つた
婪尾
(
らんび
)
の
獲
(
えもの
)
である。藤陰の簡牘は語路が錯綜して、往々紛糾解くべからざるに至り、句読を施し難くなつてゐる。又
歇後
(
けつご
)
の文が多い。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
即ち経籍の
古版本
(
こはんぼん
)
、古抄本を
捜
(
さぐ
)
り
討
(
もと
)
めて、そのテクストを
閲
(
けみ
)
し、比較考勘する学派、クリチックをする学派である。この学は源を
水戸
(
みと
)
の
吉田篁墩
(
よしだこうとん
)
に発し、棭斎がその
後
(
のち
)
を
承
(
う
)
けて発展させた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
然
(
しか
)
るに奇とすべきは、その人が
康衢
(
こうく
)
通逵
(
つうき
)
をばかり歩いていずに、往々
径
(
こみち
)
に
由
(
よ
)
って行くことをもしたという事である。抽斎は
宋槧
(
そうざん
)
の経子を
討
(
もと
)
めたばかりでなく、古い「武鑑」や江戸図をも
翫
(
もてあそ
)
んだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
また遽に心づきたる樣にて物を探り
討
(
もと
)
めたり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
また
遽
(
にはか
)
に心づきたる様にて物を探り
討
(
もと
)
めたり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
討
常用漢字
小6
部首:⾔
10画
“討”を含む語句
仇討
討取
敵討
讐討
追討
討死
討手
暗討
夜討
討合
討殺
同志討
討入
返討
手討
闇討
女敵討
討伐
相討
討平
...