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覆
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おほひ
ふりがな文庫
“
覆
(
おほひ
)” の例文
その
雪途
(
ゆきみち
)
もやゝ半にいたりし時
猛風
(
まうふう
)
俄
(
にはか
)
におこり、
黒雲
(
こくうん
)
空
(
そら
)
に
布満
(
しきみち
)
て
闇夜
(
あんや
)
のごとく、いづくともなく火の玉飛来り
棺
(
くわん
)
の上に
覆
(
おほひ
)
かゝりし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そして
覆
(
おほひ
)
の無い
窓硝子
(
まどがらす
)
を透して私の方を覗き込んだとき、そのきら/\した光が私を起してしまつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
おくみは紙面の写真や、その日の九星なぞを見てゐたが、思ひ出して新聞を畳んで、座敷の押入へ行つて、青木さんの枕の
覆
(
おほひ
)
が大分汚れてゐるのを
脱
(
はづ
)
して井戸ばたへ持つて行つた。
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
子爵は庭に
下立
(
おりた
)
ちて、早くもカメラの
覆
(
おほひ
)
を
引被
(
ひきかつ
)
ぎ、かれこれ位置を取りなどして
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その
雪途
(
ゆきみち
)
もやゝ半にいたりし時
猛風
(
まうふう
)
俄
(
にはか
)
におこり、
黒雲
(
こくうん
)
空
(
そら
)
に
布満
(
しきみち
)
て
闇夜
(
あんや
)
のごとく、いづくともなく火の玉飛来り
棺
(
くわん
)
の上に
覆
(
おほひ
)
かゝりし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“覆”の解説
覆(ふく)(sa: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。
しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“覆”を含む語句
顛覆
転覆
日覆
反覆
修覆
覆面
雨覆
轉覆
覆布
傾覆
打覆
覆被
押覆
引覆
覆奏
覆水
鞍覆
被覆
上覆
覆羽
...