“覆水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくすい33.3%
フクスイ33.3%
フクスヰ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあれ覆水ふくすいいかでか盆にえるべき、父上にはいずれ帰国の上、申し上ぐることあるべしと答え置き、それより中江、栗原両氏に会いて事情を具し、しょうにその意なきことをことわりしかば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
玄徳としては、光武帝の故智にならわんとしたものかもしれないが、結果においては、ひとたび漢朝を離れた民心は、いかに呼べど招けど——覆水フクスイフタタビボンニ返ラズ——の観があった。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
覆水フクスヰボンニ返ラズ、というものである。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)