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蟄
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こも
ふりがな文庫
“
蟄
(
こも
)” の例文
又上に
覆
(
おほ
)
ふ所ありてその下には雪のつもらざるを知り土穴を
掘
(
ほり
)
て
蟄
(
こも
)
るもあり。
然
(
しか
)
れどもこゝにも雪三五尺は
吹積
(
ふきつもる
)
也。熊の穴ある所の雪にはかならず
細孔
(
ほそきあな
)
ありて
管
(
くだ
)
のごとし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(年の寒暖によりて遅速あり)四五月にいたれば春の花ども一
時
(
じ
)
にひらく。されば雪中に
在
(
あ
)
る事
凡
(
およそ
)
八ヶ月、一年の
間
(
あひだ
)
雪を
看
(
み
)
ざる事
僅
(
わづか
)
に四ヶ月なれども、全く雪中に
蟄
(
こも
)
るは半年也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
牝牡
(
めすをす
)
同
(
おなじ
)
く
穴
(
あな
)
に
蟄
(
こも
)
らず、
牝
(
めす
)
の子あるは子とおなじくこもる。其
蔵蟄
(
あなごもり
)
する所は大木の
雪頽
(
なだれ
)
に
倒
(
たふ
)
れて
朽
(
くち
)
たる
洞
(
うろ
)
(なだれの事下にしるす)又は
岩間
(
いはのあひ
)
土穴
(
つちあな
)
、かれが心に
随
(
したがつ
)
て
居
(
を
)
る処さだめがたし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
蟄
漢検1級
部首:⾍
17画
“蟄”を含む語句
蟄居
蟄伏
啓蟄
永蟄居
蟄息
御蟄居
蟄伏期
龍蛇之蟄
冬蟄
蠖蟄
蟄虫
蟄眠期
蟄居謹慎
蔵蟄
終身蟄居
生涯蟄居
廃蟄
幽蟄
帰蟄