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螺旋状
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らせんじょう
ふりがな文庫
“
螺旋状
(
らせんじょう
)” の例文
縄括
(
なわぐく
)
りにした二
挺
(
ちょう
)
の山駕、それをかついでいるのも侍だ。時折、肩を代え、肩を代えして、
螺旋状
(
らせんじょう
)
にうねッた道を峠の
頂
(
いただき
)
まで登ってきたが
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
南側から入って
螺旋状
(
らせんじょう
)
の階段を
上
(
のぼ
)
るとここに有名な武器陳列場がある。時々手を入れるものと見えて皆ぴかぴか光っている。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
螺旋状
(
らせんじょう
)
の階段は
斧
(
おの
)
に断ち切られて
室
(
へや
)
のまんなかに横たわっており、数人の負傷者らは既に息絶えており、生命のある者は皆二階に上がっていた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
が、今は後めたいよりもむしろ誇らしいくらいだった。彼女はいつか
肥
(
ふと
)
り出した彼女の肉体を感じながら、明るい廊下の突き当りにある
螺旋状
(
らせんじょう
)
の階段を登って行った。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
格子縞に曲線が
螺旋状
(
らせんじょう
)
に
絡
(
から
)
み付けられた場合、格子縞は「いき」の多くを失ってしまう。縦縞が全体に波状曲線になっている場合も「いき」を見出すことは
稀
(
まれ
)
である。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
▼ もっと見る
それが、空の光の照明度がある限界値に達すると、たぶん細胞組織内の水圧の高くなるためであろう。
螺旋状
(
らせんじょう
)
の縮みが伸びて、するすると一度にほごれ広がるものと見える。
からすうりの花と蛾
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
彼が大根は二股三股はまだしも、正月の
注連飾
(
しめかざり
)
の様に
螺旋状
(
らせんじょう
)
にひねくれ
絡
(
から
)
み合うたのや、
章魚
(
たこ
)
の様な不思議なものを造る。彼の文章は格に入らぬが、彼の作る大根は往々芸術の三昧に入って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
螺旋状
(
らせんじょう
)
の
梯子口
(
はしごぐち
)
から二
層
(
そう
)
目
(
め
)
へかけ上がり、それより上は
階段
(
かいだん
)
がはずされてあるので、
鈎縄
(
かぎなわ
)
、あるいは
数珠梯子
(
じゅずばしご
)
などを投げかけ、われ一
番
(
ばん
)
乗
(
の
)
りとよじのぼっていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
バラバラと峡のがけから
細道
(
ほそみち
)
へ
降
(
お
)
りてくる少女が見えた、上から手をのばして
童
(
わらべ
)
をうけとる。その
敏捷
(
びんしょう
)
なことおどろくばかり、
螺旋状
(
らせんじょう
)
の
細道
(
ほそみち
)
を
奥
(
おく
)
へ奥へと見ているうちに走りだした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
旋
常用漢字
中学
部首:⽅
11画
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“螺旋”で始まる語句
螺旋
螺旋形
螺旋釘
螺旋式
螺旋棒
螺旋鋲
螺旋巻
螺旋溝
螺旋仕掛
螺旋型