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蘭湯
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らんたう
ふりがな文庫
“
蘭湯
(
らんたう
)” の例文
姿見
(
すがたみ
)
の
俤
(
おもかげ
)
は
一重
(
ひとへ
)
の
花瓣
(
はなびら
)
薄紅
(
うすくれなゐ
)
に、
乳
(
ち
)
を
押
(
おさ
)
へたる
手
(
て
)
は
白
(
しろ
)
くかさなり
咲
(
さ
)
く、
蘭湯
(
らんたう
)
に
開
(
ひら
)
きたる
此
(
こ
)
の
冬牡丹
(
ふゆぼたん
)
。
蕊
(
しべ
)
に
刻
(
きざ
)
めるは
誰
(
た
)
が
名
(
な
)
ぞ。
其
(
そ
)
の
文字
(
もじ
)
金色
(
こんじき
)
に
輝
(
かゞや
)
くまゝに、
口
(
くち
)
渇
(
かわ
)
き
又
(
また
)
耳
(
みゝ
)
熱
(
ねつ
)
す。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
若き世の歌はここに始めて
蘭湯
(
らんたう
)
の浴より出でゝ舊き
垢膩
(
くに
)
の
汚
(
けがれ
)
を洗ひ棄てたのである。
新しき声
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
“蘭湯”の意味
《名詞》
蘭の葉を入れて沸かした風呂。
(出典:Wiktionary)
蘭
漢検準1級
部首:⾋
19画
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“蘭”で始まる語句
蘭
蘭麝
蘭丸
蘭燈
蘭奢待
蘭医
蘭若
蘭方
蘭瞼
蘭学