トップ
>
蔓
>
かづら
ふりがな文庫
“
蔓
(
かづら
)” の例文
それといふのでその四五十人を何とかいふ
蔓
(
かづら
)
で何とかいふ木にくゝしつけてしまつた。そしてよく聞いて見ると大阪ではなくずつと舊く鎌倉の落人であることが解つた。
樹木とその葉:02 草鞋の話旅の話
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
宿り木、
蔓
(
かづら
)
などにて
少
(
すくな
)
くも
一木
(
ひとぎ
)
に
五色
(
ごしき
)
の花附けぬはなく
候
(
さふら
)
へば、実れる木も多く、葉の
紅葉
(
もみぢ
)
はた
雁来紅
(
がんらいこう
)
の色したる
棕櫚
(
しゆろ
)
に似たる木など目もあやに夕闇に浮び
居
(
ゐ
)
申し
候
(
さふら
)
ひき。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
我が命としほぎ草のさち草の
日蔭
(
ひかげ
)
の
蔓
(
かづら
)
ながくとをのる
長塚節歌集:3 下
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
秋
(
あき
)
は
茴香
(
うゐきやう
)
、えび
蔓
(
かづら
)
實
(
み
)
ぞ
色
(
いろ
)
づきつ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
そして其処の何十人かの男女を何とかいふ
蔓
(
かづら
)
で、何とかいふ木にくゝつてしまつた。そして段々検べてみると同じ残党でも鎌倉の落武者の後である事が解つて、蔓を解いた。
木枯紀行
(新字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
▼ もっと見る
秋は
茴香
(
うゐきやう
)
、えび
蔓
(
かづら
)
實
(
み
)
ぞ色づきつ
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“蔓(つる植物)”の解説
つる植物・蔓植物(つるしょくぶつ、en: climbing plant)は、自らの剛性で体を支えるのではなく、他の樹木や物体を支えにすること(つる性)で高いところへ茎を伸ばす植物のことである。蔓草(つるくさ、まんそう)、葛・蔓(かずら・かつら)などともいう。
(出典:Wikipedia)
蔓
漢検準1級
部首:⾋
14画
“蔓”を含む語句
藤蔓
蔓延
蔦蔓
葡萄蔓
葛蔓
手蔓
蔓葛
蔓草
通草蔓
蔓菁
金蔓
蔓薔薇
芋蔓
蔓茘枝
通蔓草
蔓衍
滋蔓
豆蔓
蔓苔桃
日影蔓
...