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蔓衍
ふりがな文庫
“蔓衍”の読み方と例文
読み方
割合
まんえん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まんえん
(逆引き)
この議論の明白なる代表者は、近時仏国に起って伊太利、英吉利、亜米利加等に段々
蔓衍
(
まんえん
)
して居るサンジカリズムの議論である。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
明治十二、三年のころ、
虎列拉病
(
コレラびょう
)
が両三度にわたって東京の町のすみずみまで
蔓衍
(
まんえん
)
したことがあった。路頭に
斃
(
たお
)
れ死するものの少くなかった話を聞いた事がある。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
銀座通の裏表に処を
択
(
えら
)
ばず
蔓衍
(
まんえん
)
したカフエーが最も繁昌し、又最も
淫卑
(
いんぴ
)
に流れたのは、
今日
(
こんにち
)
から回顧すると、この年昭和七年の夏から翌年にかけてのことであった。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
蔓衍(まんえん)の例文をもっと
(3作品)
見る
蔓
漢検準1級
部首:⾋
14画
衍
漢検1級
部首:⾏
9画
“蔓”で始まる語句
蔓
蔓草
蔓延
蔓薔薇
蔓苔桃
蔓菁
蔓繩
蔓葛
蔓茘枝
蔓艸
“蔓衍”のふりがなが多い著者
吉野作造
永井荷風