“淫卑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんぴ75.0%
いんび25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事実は決してそうでない。自分ばかりを愛していると思っていた君江の如きは、事もあろうに淫卑(いんぴ)な安芸者と醜悪な老爺(ろうや)と、三人互(たがい)に嬉戯(きぎ)して慚(はじ)る処を知らない。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
銀座通の裏表に処を択(えら)ばず蔓衍(まんえん)したカフエーが最も繁昌し、又最も淫卑(いんぴ)に流れたのは、今日(こんにち)から回顧すると、この年昭和七年の夏から翌年にかけてのことであった。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
剣道の奥義(おうぎ)を会得するために念々修業しております、しかるにあの娘たちは淫卑(いんび)猥雑(わいざつ)、けがらわしき言動を以てわれわれを悩まし、神聖なる草庵を汚涜(おとく)いたします
似而非物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)