“金蔓”の読み方と例文
読み方割合
かねづる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して、ひた隠しに隠したんだ。うっかり明るみへ出ると、縛られるのは出羽屋ばかりでなく、その上、大事な金蔓かねづるがなくなるからな
金権政治の金蔓かねづるを絶つためにはこれもやむをえないのだと北槻中尉らは言うが、俺は奴らの積悪に対してこれは当然のことだと考える。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
「なにしろおふくろに死なれちゃいましてね、金蔓かねづるが切れちまったもんだから、商売するんならと、親父が云うのを幸いにね」
おれの女房 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)