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かねづる
ふりがな文庫
“かねづる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
金蔓
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金蔓
(逆引き)
お前さんが其の長安寺の和尚さんとも知らず、粂之助が私の弟ということも知らねえもんだから、旨い
金蔓
(
かねづる
)
に有附いたと実ア其の娘を
駆
(
だまか
)
して
引張出
(
ひっぱりだ
)
し、穴の稲荷の脇で娘を殺し
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
聊
(
いさゝ
)
か兼吉を怨む筋は無いと
悔
(
く
)
いて居りまするが、母親の方は非常な
剣幕
(
けんまく
)
で、生涯楽隠居の
金蔓
(
かねづる
)
を題無しにしたと云ふ立腹です、——
女性
(
をんな
)
と云ふものは、果して
此
(
かく
)
の如く残忍酷薄なものでせうか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「そうのぼせるな」と六郎兵衛が云った、「とにかく新八はまだ放せない、まだ当分は
金蔓
(
かねづる
)
だからな、そこを考えてうまくやれ、のぼせあがると事を
毀
(
こわ
)
すぞ」
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
かねづる(金蔓)の例文をもっと
(10作品)
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“かねづる”の意味
《名詞》
かねづる【金蔓】
金を容易又は不正に手に入れるための手がかりとなる人や物。
(出典:Wiktionary)