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若僧
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わかぞう
ふりがな文庫
“
若僧
(
わかぞう
)” の例文
、戻しておくれ。仏天青は、こんな顔じゃない。もっと顔が長くてりっぱないい男だ。こんな
若僧
(
わかぞう
)
じゃない。早く、返しておくれ
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
おれ達には
漠然
(
ばくぜん
)
としか気付かれないものをハッキリ形に表す・
妙
(
みょう
)
な才能が、この生意気な
若僧
(
わかぞう
)
にはあるらしいと、子路は感心と軽蔑とを同時に感じる。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ズルスケはもう
若僧
(
わかぞう
)
ではありませんでした。犬に追いかけられたこともたびたびありますし、鉄砲のたまが耳のそばをヒュウヒュウかすめていったこともあります。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
冥土
(
めいど
)
の土産に聞かしてやるが、さっき、
若僧
(
わかぞう
)
運転士をおびき出してやったのもこっちの計略だ。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
出がけに表戸の前で、「あの
若僧
(
わかぞう
)
すっかり震え上って
了
(
しま
)
いおった。」とか「今夜は久し振りに飲めるぞ。」とか二人で話し合いながら出て
行
(
ゆ
)
くのを、
妾
(
わたし
)
はこっそり立聞きしていました。
カンカン虫殺人事件
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
▼ もっと見る
「阿呆、何ぬかす。わがのやうな
若僧
(
わかぞう
)
に頼まんかて俺達は困る事あらへんぞ。」
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
王さまとしては、これでこの
若僧
(
わかぞう
)
を
追
(
お
)
いはらうことができると思ったのです。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
小形の牛だと言ふから、近頃
青島
(
せいとう
)
から
渡来
(
とらい
)
して
荷車
(
にぐるま
)
を
曳
(
ひ
)
いて働くのを、山の手でよく見掛ける、あの
若僧
(
わかぞう
)
ぐらゐなのだと思へば
可
(
い
)
い。……
荷鞍
(
にぐら
)
にどろんとした
桶
(
おけ
)
の、
一抱
(
ひとかかえ
)
ほどなのをつけて居る。
雨ばけ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの
若僧
(
わかぞう
)
とは、この前、R大学研究所で会ったことがある。二百グラムのラジウムの盗難事件が起ったあの研究所だ。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「先生、あの
若僧
(
わかぞう
)
はどうしましょう。先生の傷はどうですか」
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“こんな
若僧
(
わかぞう
)
じゃない!”
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
僧
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
“若”で始まる語句
若
若者
若衆
若干
若狭
若人
若旦那
若葉
若木
若年