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舂
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うすつ
ふりがな文庫
“
舂
(
うすつ
)” の例文
非常
(
ひじやう
)
に
甘味
(
うま
)
い
菓子
(
くわし
)
に
舌皷
(
したつゞみ
)
打
(
う
)
ちつゝ、
稍
(
や
)
や十五
分
(
ふん
)
も
※
(
すぎ
)
たと
思
(
おも
)
ふ
頃
(
ころ
)
、
時計
(
とけい
)
は
午後
(
ごご
)
の
六時
(
ろくじ
)
を
報
(
ほう
)
じて、
日永
(
ひなが
)
の五
月
(
ぐわつ
)
の
空
(
そら
)
も、
夕陽
(
ゆふひ
)
西山
(
せいざん
)
に
舂
(
うすつ
)
くやうになつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
さて寺の男に水運ばせ
苔
(
こけ
)
を洗ひ
蘿
(
つた
)
を
剥
(
はが
)
して
漫漶
(
まんかん
)
せる墓誌なぞ読みまた写さんとすれば、衰へたる日影の
蚤
(
はや
)
くも
舂
(
うすつ
)
きて
蜩
(
ひぐらし
)
の
啼
(
な
)
きしきる声
一際
(
ひときわ
)
耳につき、読難き文字更に読難きに苦しむべし。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
長谷の御寺の観世音菩薩の御前に今宵は心ゆくほど
法施
(
ほふせ
)
をも奉らんと立出でたるが、夜〻に霜は募りて樹〻に紅は増す
神無月
(
かんなづき
)
の空のやゝ寒く、夕日力無く
舂
(
うすつ
)
きて、
晩
(
おく
)
れし百舌の声のみ残る
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
舂
漢検1級
部首:⾅
11画
“舂”を含む語句
米舂
夕舂日
挽舂
剉焼舂磨
舂米屋
舂女
餅舂
賃舂
舂米部
舂米女
舂杵
舂引音頭
舂屋
舂場
舂入
立舂
稻舂
碓舂
石舂
泉舂