“米舂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こめつき75.0%
こめつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋の上手には一本の丸太の端に水舟と杵とを持った水力応用の米舂こめつき小屋があって、水舟に水が溜ると舟は下って杵が上る、とたんに水がざあとこぼれて杵が米や麦を
秩父のおもいで (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
茶山・山陽の勤王詠史きんのうえいし等の諸詩文、分けて山陽「楠公なんこう墓下の詩」などにて、日々二子と米舂こめつき、畑うちの片手にみずからこれを誦し、またその二子(松陰兄弟なり)に誦せしめたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その米舂こめつきの因縁と石臼のことなどを細かに物語って聞かせたのみならず、本来は本街道を通って帰らるべきものを、与八のためにわざわざ裏街道へ廻って、多摩川の岸を沢井まで
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)