“こめつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
米搗92.3%
米舂7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和尚は法衣ころもの袖を高くからげて、米搗こめつきから、粉挽こなひきから、俵の出し入れから、水門の上げ下ろしから、穀物の干場の仕事まで、与八を助けて、せっせと稼いで
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すると、米搗こめつきの男なんかが、もう私の心持を知っていて、その男が来ると、姉さん来ましたよと言ってからかうんです。からかわれてもこっちは何だかうれしいような気がしました
雪の日 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
その米舂こめつきの因縁と石臼のことなどを細かに物語って聞かせたのみならず、本来は本街道を通って帰らるべきものを、与八のためにわざわざ裏街道へ廻って、多摩川の岸を沢井まで
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)