“こめつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
米搗75.0%
米舂18.8%
米擣6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ食物ばかりを西洋流に真似て好き品を用い、その他は一切いっさいむかしの田舎士族に復古して、ソレから運動には例の米搗こめつき薪割まきわりに身を入れて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
茶山・山陽の勤王詠史きんのうえいし等の諸詩文、分けて山陽「楠公なんこう墓下の詩」などにて、日々二子と米舂こめつき、畑うちの片手にみずからこれを誦し、またその二子(松陰兄弟なり)に誦せしめたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
門番で米擣こめつきをしていた爺いが己をぶって、お袋が系図だとか何だとかいうようなものを風炉敷ふろしきに包んだのを持って、逃げ出した。落人おちうどというのだな。
里芋の芽と不動の目 (新字新仮名) / 森鴎外(著)