米舂こめつき)” の例文
橋の上手には一本の丸太の端に水舟と杵とを持った水力応用の米舂こめつき小屋があって、水舟に水が溜ると舟は下って杵が上る、とたんに水がざあとこぼれて杵が米や麦を
秩父のおもいで (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
茶山・山陽の勤王詠史きんのうえいし等の諸詩文、分けて山陽「楠公なんこう墓下の詩」などにて、日々二子と米舂こめつき、畑うちの片手にみずからこれを誦し、またその二子(松陰兄弟なり)に誦せしめたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
米舂こめつきにもなれん志願兵にもなれないが、開校式には欠くべからざる化装道具けしょうどうぐである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かくすること毎日少しも変わらず、例刻に到り米舂こめつき場のあたり田畑のあぜ琅々ろうろうの声聞うれば、弟玉木文之進(松陰の叔父なり)常に笑って曰く、「ヤアまた兄さんのが始まった」と。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)