“うすつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
16.7%
16.7%
臼搗16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて寺の男に水運ばせこけを洗ひつたはがして漫漶まんかんせる墓誌なぞ読みまた写さんとすれば、衰へたる日影のはやくもうすつきてひぐらしきしきる声一際ひときわ耳につき、読難き文字更に読難きに苦しむべし。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
或はうすつき、或はうすひく
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とき午後ごゞ六時ろくじ間近まぢかで、夕陽ゆふひ西山せいざんうすついてる。
臼搗うすつきの仕事を手伝いながら、ここから遠くない中国街道の頻繁なうわさから、もし武蔵の便りでも知れようかと、唄もない多年の「会えざる恋」を秘めて、染屋の庭の秋のの下に、黙々と
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)