“碓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うす44.4%
からうす33.3%
うすつ11.1%
ウス11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久保町の豆腐屋定助が商売柄だけに早起きをして、豆腐のうすいていると、まだ薄暗い店先から一人の女が転げるように駈け込んで来た。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かせぎに身がはいらず質八しちばち置いて、もったいなくも母親には、黒米のからうすをふませて、弟には煮豆売りに歩かせ、売れ残りのくなった煮豆は一家のお惣菜そうざい
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
或はうすつき、或はうすひく
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
譬へば、建部タケルベの伝承には、却て成人後の伝に重きをおいて、生ひ立ちについては、父帝の、ウスにたけびせられた事を言ふのみである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)