“野碓”の読み方と例文
読み方割合
ばつたり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かと思ふと、ところ/″\に野碓ばつたりがかゝつてゐて、水が満ちて来る度に、そこに人でもゐるかと思ふやうに、ばつたりと音を立てた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
それに、高い深い山で全くあたりがかぎられてゐる中に、渓流の音がしたり、野碓ばつたりの音がをりをりけたゝましく響いて来たりするのも、世離れた春といふ感じを私に誘つた。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)