“ばつたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野碓66.7%
爲撥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かと思ふと、ところ/″\に野碓ばつたりがかゝつてゐて、水が満ちて来る度に、そこに人でもゐるかと思ふやうに、ばつたりと音を立てた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
それに、高い深い山で全くあたりがかぎられてゐる中に、渓流の音がしたり、野碓ばつたりの音がをりをりけたゝましく響いて来たりするのも、世離れた春といふ感じを私に誘つた。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
出たぎりかう便たよりもないゆゑ私しも兄弟きやうだいじやうにて今頃は何國いづくに何をして居けるやら行當り爲撥ばつたりしにはせぬかなどと案じて見たが其後三年ばかり立と不※ふと讃岐さぬきの丸龜より書状しよじやうが屆いたゆゑ夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)