せなか)” の例文
さては我をたすくるならんと心大におちつき、のちは熊とせなかをならべてふししが宿の事をのみおもひて眠気ねむけもつかず、おもひ/\てのちはいつか寝入ねいりたり。
もちつかへたか……さア大変たいへんだ……泣きながらたべるからつかへるのだ困つたものだ……お待ちなさい……此子このこが心配する……わしせなかたゝいてげる……いかい……失礼しつれいだがたゝきますよ。
病人の敷布しいつをかえる事や、器械をて消毒する事や、床ずれの出来ぬように患者のせなかをアルコールでこする事や、氷嚢やら湯嚢ゆたんぽやらをあてゝやったり、呑物のみものを作って与えましたり、何やかやと
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)