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せうざう
ふりがな文庫
“
肖像
(
せうざう
)” の例文
權藏
(
ごんざう
)
は
其居間
(
そのゐま
)
の
床
(
とこ
)
に
大島老先生
(
おほしまらうせんせい
)
の
肖像
(
せうざう
)
をかゝげ、
其横
(
そのよこ
)
に
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
圖
(
づ
)
が
下
(
さが
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。これは
伸一先生
(
しんいちせんせい
)
に
求
(
もと
)
めて
畫
(
か
)
いて
貰
(
もら
)
つたのださうです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一
見
(
けん
)
自分
(
じぶん
)
は
先
(
ま
)
づ
荒膽
(
あらぎも
)
を
拔
(
ぬ
)
かれてしまつた。
志村
(
しむら
)
の
畫題
(
ぐわだい
)
はコロンブスの
肖像
(
せうざう
)
ならんとは!
而
(
しか
)
もチヨークで
書
(
か
)
いてある。
元來
(
ぐわんらい
)
學校
(
がくかう
)
では
鉛筆畫
(
えんぴつぐわ
)
ばかりで、チヨーク
畫
(
ぐわ
)
は
教
(
をし
)
へない。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
その
上
(
うへ
)
ならず、
馬
(
うま
)
の
頭
(
あたま
)
と
髭髯
(
しぜん
)
面
(
めん
)
を
被
(
おほ
)
ふ
堂々
(
だう/\
)
たるコロンブスの
肖像
(
せうざう
)
とは、一
見
(
けん
)
まるで
比
(
くら
)
べ
者
(
もの
)
にならんのである。
且
(
か
)
つ
鉛筆
(
えんぴつ
)
の
色
(
いろ
)
はどんなに
巧
(
たく
)
みに
書
(
か
)
いても
到底
(
たうてい
)
チヨークの
色
(
いろ
)
には
及
(
およ
)
ばない。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
そして
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
一室
(
いつしつ
)
には
池上權藏
(
いけがみごんざう
)
の
肖像
(
せうざう
)
がかけてあります。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“肖像”の意味
《名詞》
肖 像(しょうぞう)
人物の顔や姿を写した像。
(出典:Wiktionary)
“肖像”の解説
肖像(しょうぞう)とは、特定の人間の外観を表現した絵画や写真、彫刻である。個人の識別に必要な身体の部位である顔を含む上半身あるいは全身が題材となることが多い。特に絵画によるものを肖像画、写真によるものを肖像写真と呼ぶ。肖似性(類似)が求められる場合もあれば、理想化が求められる場合もある。芸術的な造形や精神性を示すこともある。
(出典:Wikipedia)
肖
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
像
常用漢字
小5
部首:⼈
14画
“肖像”で始まる語句
肖像画
肖像入
肖像畫