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老若
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らうにやく
ふりがな文庫
“
老若
(
らうにやく
)” の例文
地震
(
ぢしん
)
めつたになし。しかし、
其
(
そ
)
のぐら/\と
來
(
く
)
る
時
(
とき
)
は、
家々
(
いへ/\
)
に
老若
(
らうにやく
)
男女
(
なんによ
)
、
聲
(
こゑ
)
を
立
(
た
)
てて、
世
(
よ
)
なほし、
世
(
よ
)
なほし、
世
(
よ
)
なほしと
唱
(
とな
)
ふ。
何
(
なん
)
とも
陰氣
(
いんき
)
にて
薄氣味
(
うすきみ
)
惡
(
わる
)
し。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
斯く二句を作り侍りしが、鴬は
筍藪
(
たけのこやぶ
)
といひて
老若
(
らうにやく
)
の余情もいみじく
籠
(
こも
)
り侍らん。蚕は熟語をしらぬ人は心のはこびをえこそ聞くまじけれ。是は
筵
(
むしろ
)
の一字を入れて家に飼ひたるさまあらんとなり。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一斉
(
いつせい
)
に
礼拝
(
をろがみ
)
終
(
をは
)
る
老若
(
らうにやく
)
の消え入るさけび。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
其
(
その
)
去
(
さ
)
つて
暫時
(
ざんじ
)
來
(
きた
)
らざる
間
(
あひだ
)
を
窺
(
うかゞ
)
うて、
老若
(
らうにやく
)
爭
(
あらそ
)
うて
散策
(
さんさく
)
野遊
(
やいう
)
を
試
(
こゝろ
)
む。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
老若
(
らうにやく
)
の
力
(
ちから
)
なき顔
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“老若”の意味
《名詞》
老若(ろうにゃく、古・漢文:ろうじゃく)
老人と若人。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
“老若”で始まる語句
老若男女
老若貴賤
老若各
老若方
老若貧富