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篤
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とっく
ふりがな文庫
“
篤
(
とっく
)” の例文
来年母親さんがお出でなすったら
篤
(
とっく
)
り御相談申して、誰と言ッて
宛
(
あて
)
もないけれども相応なのが有ッたら
一人
(
しとり
)
授けたいもんだ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
落ち着いて
篤
(
とっく
)
りと考えてみるつもりでしたが、まんじりともせず懊悩し切った頭には、もうそういう冷静な思考力や判断力なぞは、ことごとく
失
(
う
)
せてしまいました。
仁王門
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
こう言われて七兵衛は、
篤
(
とっく
)
りと考えてみる気になりました。暫く考えていたが、やがて仔細らしく
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
真堀の定蓮寺に海禪さんが留守居をして独りで居るから
彼所
(
あすこ
)
へ行って炉の
傍
(
はた
)
に己が寝て居るから知れねえように中へ
這入
(
へえ
)
れ、
左様
(
そう
)
すれば
篤
(
とっく
)
り寝物語にしてやろうと
漸々
(
ようよう
)
欺
(
だま
)
して
私
(
わっち
)
は一足先へ来たが
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「マアサ私の
言事
(
いうこと
)
をお聞きヨ。それよりかアノ叔父も何だか考えがあるというからいずれ
篤
(
とっく
)
りと相談した上でとか、さもなきゃア
此地
(
こっち
)
に心当りがあるから……」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
イエサ母親さんがお
可愛
(
かわい
)
そうじゃアないかエ、マア
篤
(
とっく
)
り胸に手を
宛
(
あ
)
てて考えて御覧。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
篤
常用漢字
中学
部首:⽵
16画
“篤”を含む語句
危篤
懇篤
篤志
武者小路実篤
篤行
篤介
正篤
篤次郎
篤実
篤胤
篤志家
平田篤胤
手篤
篤学
御危篤
温厚篤実
篤信
篤麿
実篤
篤疾
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