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篁
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たかむら
ふりがな文庫
“
篁
(
たかむら
)” の例文
これが、十年前にカムチャッカで、汽船もろともオホーツク海の鉛色の海へ沈んでしまったと思われていた、
篁
(
たかむら
)
栄二郎以下八名であった。
地底獣国
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「はははは、
厄介坊主
(
やっかいぼうず
)
め、さすがの
篁
(
たかむら
)
守人もそのあくたれにはほとほとてこずりおると見えるのう。はははははは」
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
やゝ曇り
初
(
そ
)
めし空に
篁
(
たかむら
)
の色いよ/\深くして清く静かなる里のさまいとなつかしく
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
沼田川を渡り入野山中を経小野
篁
(
たかむら
)
の
郷
(
きやう
)
なり。辰後一里半
田万里市
(
たまりいち
)
。堀内庄兵衛の家に休す。主人みづから
扇箱
(
せんさう
)
と号す。常に広島城市に入て骨董器を売る。頼兄弟及竹里みな識ところなり。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
宿
(
しゆく
)
はづれの小川の橋際に今は唯だ一軒だけで作つてゐるといふとろゝ汁屋にとろゝを註文しておいて其處から右折、四五町して吐月峯に着いた。先づ小さな門を掩うてゐる深々しい
篁
(
たかむら
)
が眼についた。
樹木とその葉:27 春の二三日
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
▼ もっと見る
梅しろし吾が
篁
(
たかむら
)
に飯食むと旅のつかれも忘れゐにけり
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
月光の
下
(
もと
)
には、深い
篁
(
たかむら
)
が夜露に重くうなだれていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
篁
(
たかむら
)
栄二郎の後ろにつづいていた五人の漁夫たちは、篁が立ちどまると、それにならってピタリと足をとめただけだった。
地底獣国
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
の
篁
(
たかむら
)
つゞきの竹の秋の
風情
(
ふぜい
)
、思ひ起すだに醉ふ樣な心地がする。
樹木とその葉:08 若葉の頃と旅
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
寝
(
ね
)
て聴けば
寒夜
(
かんや
)
の
夜霜
(
よじも
)
霧
(
きら
)
ふなりあはれなるかも前の
篁
(
たかむら
)
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
一行六人は、
篁
(
たかむら
)
を先頭にして、帯のように細長い
岩廊
(
コリドール
)
を黙々と進んで行った。流れは幾度もうねるので、三十フィート以上遠くを眺めることができない。
地底獣国
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
篁
(
たかむら
)
に遊ぶ
童
(
わらべ
)
は
第二海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
篁
漢検1級
部首:⽵
15画
“篁”を含む語句
饗庭篁村
篁村
松篁
篁村翁
幽篁
篁子
小野篁
島田篁村
竹篁
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篁村君
篁朝臣
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坐幽篁裏
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