トップ
>
算用
>
さんよう
ふりがな文庫
“
算用
(
さんよう
)” の例文
米の
算用
(
さんよう
)
は、百姓ばら自分の米ならば、十層倍にして、後に取らす
可
(
べ
)
き者也。急げ急げと、御自身、お触れ候。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
良人
(
をつと
)
の
名
(
な
)
は
小松原東二郎
(
こまつばらとうじらう
)
、
西洋小間物
(
せいやうこまもの
)
の
店
(
みせ
)
は
名
(
な
)
ばかりに、
有
(
あり
)
あまる
身代
(
しんだい
)
を
藏
(
くら
)
の
中
(
なか
)
に
寐
(
ね
)
かして、さりとは
當世
(
たうせい
)
の
算用
(
さんよう
)
知
(
し
)
らぬ
人
(
ひと
)
よし
男
(
をとこ
)
に、
戀女房
(
こひにようばう
)
のお
律
(
りつ
)
が
手
(
て
)
ばしこさ
奧
(
おく
)
も
表
(
おもて
)
も
平手
(
ひらて
)
に
揉
(
も
)
んで
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし三名だけが讀めるのみで——誰一人、書くことも
算用
(
さんよう
)
も出來ないのだつた。數人の者は
編物
(
あみもの
)
ができ、極く僅かの者がほんの少し
縫物
(
ぬひもの
)
が出來る。彼等はその地方のむき出しの
訛
(
なま
)
りを使つてゐる。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
算用
(
さんよう
)
にうき世を立つる京
住居
(
ずまい
)
芭蕉
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“算用”の意味
《名詞》
計算すること。勘定すること。
(context、dated)支払うこと。
見積もること。目算。
(出典:Wiktionary)
算
常用漢字
小2
部首:⽵
14画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“算”で始まる語句
算盤
算
算木
算段
算術
算盤玉
算盤珠
算筆
算法
算数