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立縮
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たちすく
ふりがな文庫
“
立縮
(
たちすく
)” の例文
其の
中
(
うち
)
に長き夜の
白々
(
しろ/″\
)
と明渡りまして、身体はがっかり腹は減る、
如何
(
いかゞ
)
せばやとぼんやり
立縮
(
たちすく
)
んで居りましたが、思い直して
麓
(
ふもと
)
の方へ
下
(
くだ
)
りました。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは、何です、剣術の先生は足が
顫
(
ふる
)
えて
立縮
(
たちすく
)
んだが、座頭の坊は
琵琶
(
びわ
)
を
背負
(
しょ
)
ったなり
四這
(
よつんば
)
いになって木曾の
桟
(
かけはし
)
をすらすら渡り越したという、それと
一般
(
ひとつ
)
。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母から
反対
(
あべこべ
)
に怒鳴つけられたら、どうしようなど思うと、母の剣幕が目先に浮んで来て、足は
自
(
おのず
)
と
立縮
(
たちすく
)
む。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
東野南次はハッと
立縮
(
たちすく
)
みました。自分の心——悪魔的な真っ黒な心を幽里子の澄み切った心の鏡に映されたような気がして、いてもたってもいられない心持になったのです。
奇談クラブ〔戦後版〕:05 代作恋文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鋭い眼でじろりと睨まれて、気の弱いお清は思わず
立縮
(
たちすく
)
んだ。
其間
(
そのま
)
にお杉は出て行く。お葉も後から
躡
(
つ
)
いて行った。正午に近い冬の日は明るく晴れて、蒼い空には黒い鳥の
一群
(
ひとむれ
)
が飛んで渡った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
私は
少時
(
しばらく
)
そこに
立縮
(
たちすく
)
んでいました。
流転
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
不意に燐寸の火に出逢って、敵は例の如く
立縮
(
たちすく
)
んで
了
(
しま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
相手はあまりの事に
立縮
(
たちすく
)
んで、口もきけない様子です。
奇談クラブ〔戦後版〕:06 夢幻の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
胴震いで、
立縮
(
たちすく
)
み
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
霎時
(
しばらく
)
そこに
立縮
(
たちすく
)
んで
了
(
しま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
縮
常用漢字
小6
部首:⽷
17画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞