“立縮”の読み方と例文
読み方割合
たちすく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其のうちに長き夜の白々しろ/″\と明渡りまして、身体はがっかり腹は減る、如何いかゞせばやとぼんやり立縮たちすくんで居りましたが、思い直してふもとの方へくだりました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それは、何です、剣術の先生は足がふるえて立縮たちすくんだが、座頭の坊は琵琶びわ背負しょったなり四這よつんばいになって木曾のかけはしをすらすら渡り越したという、それと一般ひとつ
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
母から反対あべこべに怒鳴つけられたら、どうしようなど思うと、母の剣幕が目先に浮んで来て、足はおのず立縮たちすくむ。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)