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私
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わちき
ふりがな文庫
“
私
(
わちき
)” の例文
美「なに
私
(
わちき
)
のお父さんと心安い人なんで、四五
度
(
たび
)
私を呼んでくれた人ですが、
宅
(
うち
)
のお母さんと近付に成りたいって来てえるんですよ」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
主の為なら仕方がないから井桁伊勢屋から来る客をお取留めなましと、
私
(
わちき
)
が花魁に勧めたのざますのサ、前から取ってるの何んのって
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もし御新造さん旦那が
善
(
い
)
い方で物を遣って有るから、旦那の愛敬で何うもお気の毒だ、
私
(
わちき
)
にも出さしてくれと云って呉れます、若い芸者衆やなんども
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婆「御存じの
通
(
とおり
)
の
私
(
わちき
)
のとこは小部屋も何も有りませんが、何の御用でございますか、何うか此処で仰っしゃってねヘヽヽ何うも下さいませんと困りますねえ」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
だが
彼様
(
あん
)
な人は諦めておくんなましよ、
確
(
しっ
)
かりしなましよ、おまはんも
親族
(
みより
)
兄弟もなし、
私
(
わちき
)
も親族兄弟がないから、お互に素人に成ったらば
姉妹
(
きょうだい
)
になろうと
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
若「おまはん
茲
(
こゝ
)
で金が出来て、お
父
(
と
)
さんの首尾さえ附けば、今までの通り
主
(
ぬし
)
が来られるような事になりんすか、そうなら
私
(
わちき
)
がお金を才覚しようじゃア有りまへんか」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一寸
(
ちょっと
)
水司はん、
私
(
わちき
)
の大事のね、深い中になって居るお客というのは此の中根はんで、中根はんに出ている私がお
前
(
ま
)
はんの様な下役に出られますかねえ、
宜
(
よ
)
く考えて御覧なはいよ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先方
(
むこう
)
で世話をしようと云う、お前さんも
弟様
(
にいさん
)
も
仕合
(
しやあ
)
せで、此の上もねえ結構な事、お前さんの為を思って
私
(
わちき
)
は相談に来たんだが、早速お話になるよう善は急げだが
何
(
ど
)
うでげしょう
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わちき
)
はお
前
(
ま
)
はんのような人は嫌いなの、お前大層な事を云っているね、金ずくで自由になるような
私
(
わちき
)
やア身体じゃアないよ、二十両ばかりの
端金
(
はしたがね
)
を千両
金
(
がね
)
でも出したような顔をして
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“私”の意味
《人称代名詞》
(わたし、わたくし)一人称。
(出典:Wiktionary)
“私”の解説
私(し、わたくし)は、仕事場などの社会的集団の中における人間の属性と対比して、一個人としての属性を示すときに用いられる言葉である。
この意味における反対語は公(こう、おおやけ)である。例えば、「私用」は仕事に関係のない行動や物品を指し、「公用」はもっぱら仕事上の行動や仕事に用いる物品を指す。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“私”を含む語句
私等
私語
私達
私通
私生児
私共
私宅
私室
私娼
私部
私刑
私窩子
歇私的里
私娼窟
私曲
私家
私怨
私事
私淑
私方
...