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破納屋
ふりがな文庫
“破納屋”の読み方と例文
読み方
割合
やれなや
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やれなや
(逆引き)
清水から一坂上り口に、
薪
(
まき
)
、漬もの
桶
(
おけ
)
、
石臼
(
いしうす
)
なんどを
投遣
(
なげや
)
りにした物置の
破納屋
(
やれなや
)
が、炭焼小屋に見えるまで、あたりは
静
(
しずか
)
に、人の
往来
(
ゆきき
)
はまるでない。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
婦
(
おんな
)
はちょうど
筧
(
かけひ
)
の水に、嫁菜の茎を手すさびに浸していた。
浅葱
(
あさぎ
)
に
雫
(
しずく
)
する花を
楯
(
たて
)
に、
破納屋
(
やれなや
)
の
上路
(
のぼりみち
)
を指して
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
時に青空に霧をかけた釣鐘が、たちまち黒く頭上を蔽うて、
破納屋
(
やれなや
)
の石臼も
眼
(
まなこ
)
が窪み口が欠けて
髑髏
(
しゃりこうべ
)
のように見え、
曼珠沙華
(
まんじゅしゃげ
)
も鬼火に燃えて、
四辺
(
あたり
)
が
真暗
(
まっくら
)
になったのは、
眩
(
めくるめ
)
く心地がしたからである。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
破納屋(やれなや)の例文をもっと
(1作品)
見る
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
納
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
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破
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