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眞向
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まむき
ふりがな文庫
“
眞向
(
まむき
)” の例文
新字:
真向
「ああ、それは私の
爲事
(
しごと
)
の一つでしたわねえ。貴方に
吩付
(
いひつ
)
けられた。」女は居住まひを直して男の
眞向
(
まむき
)
になつた。
計画
(旧字旧仮名)
/
平出修
(著)
友の眠に就きし後、われは猶
寖
(
やゝ
)
久しく出窓に坐して、
外
(
と
)
の
方
(
かた
)
を眺め居たり。こゝよりは
啻
(
たゞ
)
に廣こうぢの
隈々
(
くま/″\
)
迄見ゆるのみならず、かのヱズヰオの山さへ
眞向
(
まむき
)
に見えたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
只今
(
たゞいま
)
是へ
出
(
いだ
)
すべしと言れけば同心は
畏
(
かしこ
)
まり候と立て行けるが頓て身には
半※
(
はんてん
)
を
着
(
き
)
て
眞向
(
まむき
)
より
頬
(
ほゝ
)
へ掛て
切下
(
きりさげ
)
られし
疵痕
(
きずあと
)
あり
丈
(
せい
)
は
低
(
ひく
)
く
髭
(
ひげ
)
は
蓬々
(
ぼう/\
)
として如何にもみすぼらし
氣
(
げ
)
なる者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その面は恰も我方へ
眞向
(
まむき
)
になりたるが、われはそのまがふ方なきベルナルドオなることを認め得たり。
渠
(
かれ
)
は隣なる亭に歩み入り、
長椅
(
ヂノワ
)
に身を投げ掛けて、微かに口笛を鳴し居たり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
眞
部首:⽬
10画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞直
眞黒
眞似
眞個