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寖
ふりがな文庫
“寖”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やゝ
66.7%
やや
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やゝ
(逆引き)
こは實に今の批評家の弊を
撓
(
た
)
むる論なり。唯夫れ弊を撓むる論なり。かるが故に
寖
(
やゝ
)
偏なるにはあらずやとおもはるゝふしなきにあらず。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
友の眠に就きし後、われは猶
寖
(
やゝ
)
久しく出窓に坐して、
外
(
と
)
の
方
(
かた
)
を眺め居たり。こゝよりは
啻
(
たゞ
)
に廣こうぢの
隈々
(
くま/″\
)
迄見ゆるのみならず、かのヱズヰオの山さへ
眞向
(
まむき
)
に見えたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
寖(やゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
やや
(逆引き)
多年古書を校勘して寝食を忘れていた抽斎も、ここに至って
寖
(
やや
)
風潮の
化誘
(
かゆう
)
する所となった。それには当時
産蓐
(
さんじょく
)
にいた
女丈夫
(
じょじょうふ
)
五百
(
いお
)
の
啓沃
(
けいよく
)
も
与
(
あずか
)
って力があったであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
寖(やや)の例文をもっと
(1作品)
見る
寖
部首:⼧
13画
“寖”のふりがなが多い著者
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
森鴎外