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寖
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やゝ
ふりがな文庫
“
寖
(
やゝ
)” の例文
こは實に今の批評家の弊を
撓
(
た
)
むる論なり。唯夫れ弊を撓むる論なり。かるが故に
寖
(
やゝ
)
偏なるにはあらずやとおもはるゝふしなきにあらず。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
友の眠に就きし後、われは猶
寖
(
やゝ
)
久しく出窓に坐して、
外
(
と
)
の
方
(
かた
)
を眺め居たり。こゝよりは
啻
(
たゞ
)
に廣こうぢの
隈々
(
くま/″\
)
迄見ゆるのみならず、かのヱズヰオの山さへ
眞向
(
まむき
)
に見えたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
寖
部首:⼧
13画