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産蓐
ふりがな文庫
“産蓐”の読み方と例文
読み方
割合
さんじょく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんじょく
(逆引き)
多年古書を校勘して寝食を忘れていた抽斎も、ここに至って
寖
(
やや
)
風潮の
化誘
(
かゆう
)
する所となった。それには当時
産蓐
(
さんじょく
)
にいた
女丈夫
(
じょじょうふ
)
五百
(
いお
)
の
啓沃
(
けいよく
)
も
与
(
あずか
)
って力があったであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
間もなく蛙神夫婦が朱の
袍
(
うわぎ
)
を着てその家に姿を見せた。翌日になって十娘は
産蓐
(
さんじょく
)
について、一度に二人の男の子を生んだ。それから神との往来がひっきりなしに行われた。
青蛙神
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
蛇咬を療ずる呪を心得た術士は蛇と同色の物を食わず
産蓐
(
さんじょく
)
と経行中の女人に触れると呪が利かなくなる。しかる時は身を
浄
(
きよ
)
め洗浴し、乳香の烟を吸いつつ呪を
誦
(
ず
)
して呪の力を復すと見ゆ。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
産蓐(さんじょく)の例文をもっと
(3作品)
見る
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
蓐
漢検1級
部首:⾋
13画
“産”で始まる語句
産
産褥
産屋
産衣
産毛
産土
産土神
産婆
産声
産湯
“産蓐”のふりがなが多い著者
南方熊楠
森鴎外
田中貢太郎