“さんじょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
産褥91.9%
産蓐8.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分が産褥さんじょくくまでには、まだしばらく間があるから、せめてもう一度ぐらいは便りをしたいと思うが、それも覚束おぼつかないと書いてよこした。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
痙攣けいれんと努力とを交じえた社会的産褥さんじょくと革命的分娩ぶんべんとの偉大な時間を、そのありのままの正確な浮き彫りで読者に見せることができないだろう。
蛇咬を療ずる呪を心得た術士は蛇と同色の物を食わず産蓐さんじょくと経行中の女人に触れると呪が利かなくなる。しかる時は身をきよめ洗浴し、乳香の烟を吸いつつ呪をして呪の力を復すと見ゆ。