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白狐
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しろぎつね
ふりがな文庫
“
白狐
(
しろぎつね
)” の例文
それから、
白
(
しろ
)
い
狐
(
きつね
)
の
姿
(
すがた
)
をあらはした
置物
(
おきもの
)
も
置
(
お
)
いてありました。その
白狐
(
しろぎつね
)
はあたりまへの
狐
(
きつね
)
でなくて、
寶珠
(
はうじゆ
)
の
玉
(
たま
)
を
口
(
くち
)
にくはへて
居
(
ゐ
)
ました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一本の混じり毛もない、全身まっ白な小さな猫で、片方の目が金色で、片方の目が銀色で、長い
尻尾
(
しっぽ
)
の毛がふさふさとして、
白狐
(
しろぎつね
)
のようです。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「それからお前奥庭になってよ、
白狐
(
しろぎつね
)
めが
業
(
わざ
)
をするわさ。明神様の
使姫
(
つかいひめ
)
は白狐ということになっているんだからね」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
信州は地方地方により、管狐とも
白狐
(
しろぎつね
)
とも
飯綱
(
いづな
)
ともオサキともいうが、いずれも同体異名に過ぎぬ。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
「お
稲荷
(
いなり
)
、稲荷さんと云うんだね、
白狐
(
しろぎつね
)
の化けた処なんだろう。」
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「
白狐
(
しろぎつね
)
」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
一
體
(
たい
)
、
私
(
わたし
)
の
幼少
(
ちひさ
)
な
時分
(
じぶん
)
には、ごく
弱
(
よわ
)
かつたものですから、この
白狐
(
しろぎつね
)
はこれでも
育
(
そだ
)
つかしら、と
皆
(
みんな
)
に
言
(
い
)
はれたくらゐださうです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と
父
(
とう
)
さんがその
狐
(
きつね
)
にきいて
見
(
み
)
ました。さうしましたら
白狐
(
しろぎつね
)
の
答
(
こた
)
へるには
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
狐
漢検準1級
部首:⽝
9画
“白狐”で始まる語句
白狐龕