“發(はな)” の例文
新字:発
〔譯〕凡そ人事を區處(くしよ)するには、當さに先づ其の結局(けつきよく)の處を慮(おもんぱ)かりて、後に手を下すべし。楫(かぢ)無きの舟は行(や)る勿(なか)れ、的(まと)無きの箭(や)は發(はな)つ勿れ。
生は國歌を破壞し盡すの考にては無之日本文學の城壁を今少し堅固に致し度外國の髯づらどもが大砲を發(はな)たうが地雷火を仕掛けうがびくとも致さぬ程の城壁に致し度心願有之
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
たとへ非凡(ひぼん)の手腕(しゆわん)ありとも艦員(かんゐん)ならぬものが砲(ほう)を動(うご)かし、銃(じう)を發(はな)つ事(こと)は出來(でき)ないのである。
絶對無二の大眞理が古今の哲學を殘なく折伏(しやくぶく)し、融會し、若くは悉く併呑統一して宇宙を貫き、太陽系を花鬘(はなかづら)ともし、「ネプチユウン」の軌道をば靴紐(くつひも)ともし、無上無比不増不減の妙光を發(はな)ちて
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)