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発
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だ
ふりがな文庫
“
発
(
だ
)” の例文
旧字:
發
急に思い立ったように、近衛
信尹
(
のぶただ
)
は
館
(
やかた
)
へ帰ってしまったし、行司の沢庵も眠くなったとみえ、無遠慮な
欠伸
(
あくび
)
を
発
(
だ
)
してしまう。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうも、弱りましたな。この分でゆくと、もう一つ、足留稲荷の向うを張って、早
発
(
だ
)
ち稲荷てえのをまつって、せいぜい油揚げをお供えしなくっちゃアなりますめえぜ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
四つになる
実
(
みのる
)
が急に熱を
発
(
だ
)
して頭が痛い、頭が痛いと、のべつに訴えていた。
秘められたる挿話
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
自分たちの仲間から
発
(
だ
)
したあッという声であるのに、その衝動をうけて皆、どっと一歩ずつ
後方
(
うしろ
)
へ身を
退
(
ひ
)
き、そして、指さした者の指先へじっと視線をそろえた。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
無理に引っ張れば、
狼
(
おおかみ
)
のような
甲高
(
かんだか
)
い声を
発
(
だ
)
して、吠えつづける。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
あぶなく、庄次郎は、声を
発
(
だ
)
すところだった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“発”の解説
発(發、はつ)は、夏朝の第16代帝。『史記』などにあるように、一般には帝桀の父は帝発とされているが、一説には帝桀の兄という。
即位後、諸々の夷が発の門前に来て、舞を披露したという。
第16代
(出典:Wikipedia)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“発”を含む語句
発見
出発
発生
発端
発足
発条
徴発
発覚
発句
発奮
発散
発程
発射
発条仕掛
発作
発矢
発止
発揮
発願
新発意
...