“信尹”の読み方と例文
読み方割合
のぶただ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急に思い立ったように、近衛信尹のぶただやかたへ帰ってしまったし、行司の沢庵も眠くなったとみえ、無遠慮な欠伸あくびしてしまう。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
媾和になってから家康は、幸村を勧誘せんとし、幸村の叔父隠岐守信尹のぶただを使として「信州にて三万石をやるから」と言って、味方になることを、勧めさせた。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
前久は、龍山と号し、近衛信尹のぶただの父にあたる。そして太政だじょう大臣の現職にある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)